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全国都市再生の推進
市民に愛されるみなと未来への継承プラン
福岡県
近代化遺産等の地域資源を活かした「市民に愛される港」を目指す
市民アンケート、ワークショップによるニーズ・課題把握調査
地域資源ネタ帳や愛される港づくり構想の作成
調査名 みなと100年ルネッサンス構想
取組の概要  三池港は、明治41年に開港以来、日本の近代化をエネルギー面で支えた三池炭積出しの私企業港として発展してきた背景により、市民が憩える公共空間はほとんどないことから、港に対する親しみが薄く、遠い存在となっていた。
 一方、港を含め周辺には、石炭産業にまつわる産業遺産的価値が高い施設をはじめ、公園や文化施設などの地域資源が点在している。
 そこで、港とこれら地域資源との有機的連携による「潤いある親水交流空間」づくりを、市民自らの手で推進するため、アンケートやワークショップといった調査や課題把握を行うとともに、“みなと”づくりの羅針盤である将来構想や地域資源ネタ帳を作成するといった取り組みを行った。
取組内容
 三池港は、明治41年に開港以来、三池炭の積出港として発展し、平成20年には開港100周年を迎える。このような背景により、港周辺には、多くの石炭産業にまつわる産業遺産的価値の高い施設が点在しているが、これらは貴重な地域資源として十分活用されておらず、老朽化も進み保存が急務となっている。
 そこで、市民自らの手により、港とこれらの地域資源とを有機的に連携させることによる「にぎわいと潤いある親水空間」づくりを進めるため、現地踏査や市民アンケート調査により課題の抽出・整理を行った。
 この調査の実施に当たっては、市民アンケート調査のみでは汲取れないものを補完する意味から、「市民ワークショップ」を併せて開催し、施設活用のアイディアの抽出や周辺施設との連携方法などの把握に努めた。更には、参加者自らが設定したテーマによる周遊コースを実際に歩きながら「プチガイド」を体験するなど、更なる課題の掘り起こしや新たな施設の活用方法をとりまとめるなどの工夫を行った。
 これらの調査の成果として、港周辺の地域資源について顕在化した現状、資源的価値、交通アクセス、所要時間、行きやすさ、ニーズなどを「地域資源ネタ帳」として取りまとめ、また、このネタ帳をヒントに、港と周辺地域の活用方針をゾーンごとに示し、地域資源との連携活用方法や実現化方針を取りまとめた「みなと100年ルネッサンス構想」を作成し、これからの100年の港まちづくりの指針とした。
 この構想の実現に向けた取り組みに際しては、「初期」「中期」「長期」の3段階による展開を設定し、息の長い継続的な取り組みとして実現を図ることとしている。
まちづくりへの効果
H19年8月現在
 従来、様々な団体により、三池港や近代化遺産を活用したまちづくりについて提言や具体的な取り組みが行われていたが、本調査により、その基本的な方向性を示す市民共有の羅針盤を策定することができた。
 また、本調査を進める中で、NPO法人や市民団体における三池港という貴重な地域資源の活用に向けた意識が広がったことにより、協議会の枠を超えた開港100周年記念事業実行委員会の設立を始め、地域に新たな市民団体が組織されるなど、市民自らの手による主体的な“みなと”まちづくりへの取り組みが、今後も引き続き実施されていくことが期待され、本構想の策定とその実現に向けた大きな成果と考えている。
 そうした取り組みの一環として、協議会と関係団体が合同で三池港における「海の日」イベントを開催し、約1,500人の人出で賑わった他、本市最大の夏まつりのイベント「おおむた大蛇山」における1万人の総踊りにおいて、開港100周年のPRを行い、新聞やテレビに取り上げられ、広域的にアピールすることが出来た。
 また、近代化遺産の保存を中心に活用するNPO法人において、港と連携した事業が計画されるなど、様々な団体において、市民が港に足を向け、更なる賑わいを創出するための取り組みが進められている。
応募団体名 三池港にぎわい交流拠点づくり推進協議会
リンク
部局/担当者名 事務局 米ア 好美
連絡先 TEL : 0944-41-2514
Emailアドレス : miikekou01@city.omuta.lg.jp
推薦団体名 大牟田市  
ワークショップ
遺産巡り
海の日イベント
百周年PR
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