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歴史的なたたずまいを継承した街並み・まちづくり協議会

 都市再生本部において、平成14年4月に「全国都市再生のための緊急措置〜稚内から石垣まで〜」が決定され、「全国」を対象にして、「身の回り」の生活の質の向上と「地域経済・社会」の活性化を図るための緊急措置として、「民間投資」を促進する全国の都市再生の取組を支援することが決定されました。

 その後、全国の地方公共団体やNPO等含めた民間団体から寄せられた多数の提案の中で、歴史的建築物や街並みを保存・活用したり、自然を活かした観光客誘致を図る取組など、既存ストックを活用した地域の活性化について数多くの提案が寄せられました。

 これらの提案に基づき、平成14年10月の都市再生本部において、個別の提案を具体的に検討・推進するとともに、共通する制度的課題を抽出しその解決を図るため、「歴史文化を活かした美しいまちづくり」をはじめ関連するテーマに集約の上、関係省庁と連携しつつ、内閣官房が中心となって、同様の課題をもつ地方公共団体等からなる検討体制を構築する検討方向について報告を行いました。

 これを受けて、平成15年1月に「歴史文化を活かした美しいまちづくり」のテーマに基づく取組について先進的に検討を行っている地方公共団体と関係省庁からなる「歴史的なたたずまいを継承した街並み・まちづくり協議会」を設置し、同年5月までに計3回の協議会を開催してまいりました。

 今回、本協議会における取りまとめの成果を報告するにあたり、都市再生本部及び関係省庁は、地方公共団体から寄せられた共通する制度的課題の解決を通して、歴史的なたたずまいを継承した街並み・まちづくりの実現に向けた施策を総合的に推進するとともに、共通する課題を有する地方公共団体においては、これら関係省庁の総合的な施策を活用することで、全国的な取組として本成果の普及・活用に努めていくことと合わせ、日本固有の文化の維持・継承とそれらの利活用による地域の活性化に役立てていきたいと考えています。


 本協議会最終報告書は別添ファイル(PDF形式)のとおりです。




歴史的なたたずまいを継承した街並み・まちづくり

−歴史文化を活かした美しいまちづくり−

(平成15年5月)

1.歴史的なたたずまいを継承した街並み・まちづくり協議会の概要
2.地方公共団体からの課題に基づく関係省庁の取組状況
(1)建物等の規制の活用・見直し
1)伝統的建造物群保存地区制度の活用
2)街並み保存のための建築基準法の規制の見直し
3)屋外広告物規制の活用・見直し
(2)通りを中心とした景観整備・改善
1)電線類の地中化の推進
2)街並みを大きく改変するおそれのある未整備都市計画道路の見直し
3)景観整備等に資する事業とその活用
4)安全な歩行空間の確保
(3)当該ストックの活用等による地域活性化
1)建物等の活用
2)河川などの活用
3)公園緑地制度の活用による歴史的たたずまいの保全
4)観光交流等の総合的な推進
5)地域文化財・歴史的遺産活用事業
6)NPO等との協働による地域活性化



参考資料
1.歴史的なたたずまいを継承した街並み・まちづくり協議会委員名簿
2.歴史的なたたずまいを継承した街並み・まちづくり協議会規約
3.「全国都市再生のための緊急措置〜稚内から石垣まで〜」の都市再生本部資料(抜粋)
4.地方公共団体における取組状況・課題等
5.歴史的ストック活用の事例