新型コロナウイルス感染症下において東京都の転出超過が続く
新型コロナウイルス感染症は、人の移動にも影響を与えていると考えられます。
総務省が公表している「住民基本台帳人口移動報告」によると、緊急事態宣言が発令された4月以降、東京都の転入超過数は昨年同月と比べて大きく減少しました。特に2020年5月には、東京都は2011年7月以来となる転出超過(日本人移動者)となりました。
緊急事態宣言解除後の6月には、東京都は転入超過に転じたものの、7月~10月の間にかけて、再度、転出超過に転じました。内閣府が2020年5、6月に実施した調査(コロナウイルス感染拡大で、「地方移住」 「テレワーク」への関心が高まる)によると、「地方移住」への関心が高まっているとの結果も得られていますが、具体的な人の動きについては、今後も注視する必要があります。
(2020年12月公開)
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