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LIFE STYLE移住者の暮らし

リモート勤務を活用し、のびのびと暮らせる那須塩原へ移住

松田 丈司さん

PROFILE
松田 丈司さんの写真

松田 丈司さん

東京都小平市出身。2021年2月に東京都から栃木県那須塩原市に移住。

  • 移住時の年代:30代
  • 家族構成:妻、子
  • 移住スタイル:Iターン
  • 職業:会社員

勤務先のリモート勤務を活用し、移住

「朝、ランニングをするんですけど、日の出とともに西側の山がすごくきれいに赤く焼けて見えるんです。ちょっと家から出ただけなのに、こんなきれいな景色が見られるなんて最高だな、と毎朝幸せを感じています。東京の友だちとは少し疎遠になりましたが、暮らしの満足度は、以前の60点から移住後100点にアップしました」
2021年2月に都内から栃木県那須塩原市に移住した。大手インターネットプロバイダーを運営する会社のITエンジニア兼マネージャーという仕事柄、地方移住、リモート勤務への移行は比較的スムーズだった。
「会社ではコロナ禍以前からリモート勤務を導入し始めており、徐々にその割合を増やしていました。実質的に、自分たちが作っている情報インフラの上で仕事をしているわけで、移住の時期が時代の波とうまく合ったという感じでしたね」

普段は自室でリモートワーク

先に移住していた知人から生の情報を入手

もともとアウトドア志向だが、ある時行った野外コンサートで「自然の中で音楽を聞くのはいいなぁ」と思い、自然のある暮らしに憧れていたという。そして2019年の秋、先に那須塩原に移住していた知人に誘われキャンプに行った時に、「移住したいという気持ちに火がついた」そうだ。
「那須塩原には、その3年ほど前にスノーボードをしに2泊したことがあり、自然があるだけでなく、景観も軽井沢のようできれいなところだなという印象を抱いていました。知人は同じ業界で仕事をしていて、移住してから自分で家を建て、改築しながらアウトドアライフを楽しんでいました。そのライフスタイルに憧れ、自分も将来、家を建ててみたいなと思ったんです。その知人から実際の移住コストや、地域事情なども詳しく教えてもらいました。前もって地元の生の情報を聞くことができたのは、ありがたかったですね」

那須塩原市の雄大な冬の風景

移住の気持ちは相当高まっていたものの、妻の妊娠・出産の時期とも重なり、すぐにというわけにはいかなかった。
「妻が青森県の出身で、地方暮らしの大変さを身をもって知っていたので、『何にもない田舎の暮らしはつまらないよ』と何度も“警告”されました。妻には、那須塩原はこんなところだという情報を前もって伝え、2020年秋に実際に2人で現地を見て、『ここならいいかな』と移住を決めました。“地方暮らしの経験者”を説得するのは大変でしたね」

牧場に佇むヤギの写真

将来的には家を建てて家族で暮らしたい

現在の住まいは2LDKの築10年程度のマンションで、家賃は月7万5千円。東京に住んでいたころから6万円以上安くなった。普段の買い物に加え、趣味のアウトドア活動のことも考えて新車を購入したが、それでも全体の生活費は安くなっているという。
「歩いて5分のところにコンビニがありますし、15分も歩けば、大型スーパーやドラッグストアにも行けるので不便はありません。虫が玄関先とかに普通にいたりしますが、僕も妻もそれは苦にならなくて、むしろそうした暮らしを楽しんでいます」
朝6時台に起床し、9時から夕方6時ごろまで仕事。夜、長男をお風呂に入れるのが日課だそうだ。移住して強く感じたのは、那須塩原は「子育てしやすい」ということだった。これから先の目標についてこう話してくれた。

家族で自然を楽しむ松田さん

「東京のような窮屈なところで子育てしたくない、という気持ちがありました。実際に引っ越してみて、これは嬉しい発見だったのですが、街を散歩していても、お店に行っても、周りの人が子どもに優しいんです。子育て世代の方も多く、気兼ねなく子育てができるのはいいなと感じています。これからは同世代の方との交流も深めていきたいと思っていますし、仕事だけでなく、地域の役に立つこともやっていきたい。あと家ですね。今は賃貸住まいですが、早く土地を買って、自分たちの家やガレージなんかを建てて、今以上に楽しく家族で暮らすのが次の目標ですね」

幸せそうな家族写真

(2022年1月20日取材)

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